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わしは典韋。
ちっとばかし、訳ありで山ん中で虎と遊んでたんだが、そこを夏侯惇の旦那に拾われて、
今は曹操殿の親衛隊をしている。
今や、世の中はすっかり乱れちまったようだ。
そこかしこで黄巾賊とか名乗る奴らが大暴れしてやがる。
情けねえ話だぜ。
うちの御大将、曹操殿はこの乱を収めようと、兵を率いて、黄巾討伐軍に加わるらしい。
よっしゃ、久々にひと暴れすっか! |
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<曹操>
これより我々は、黄布討伐の軍に加わり出陣する。
狙うは黄巾賊の教祖である張角の首だ。
これが初陣の者もおろう。気を引き締めよ。
黄巾賊を束ねる張角・張宝・張梁の兄弟は、妖術を操って天変地異を起こすという。
奴らを叩けば、全軍の進攻が容易となろう。
典韋よ、この戦はわしが乱世の果てに天下を取るための前哨戦に過ぎぬ。
邪教の徒など軽く蹴散らし、我らの名を世に響かせるのだ! |
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<何進> 世を惑わす賊徒・張角は死んだ。 黄巾賊は滅亡したと言ってもよかろう。 この総大将・何進、諸将たちの働きに感謝する。
諸君は各地に戻り、引き続き漢朝に対して忠節を尽くしてくれ。 二度とこのような乱が起こらないように、目を光らせておくのだ。 |