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定軍山での戦には勝利しました。
ですがその戦闘で受けた傷が元で、私が敬愛する美しき将軍・夏侯淵殿が亡くなってしまいました。
また、曹操殿も時を近くして世を去りました。
悲しみの中、私たちは曹丕殿を新たな主とし曹魏の天下への決意を新たにしたのです。
曹操殿、夏侯淵殿……。
美しい方が次々と世を去っていく今、次の時代に美を伝えるため、
この張儁乂、今にも増して奮戦しましょう! |
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<司馬懿>
張郃、これよりは私が戦に関する諸事を指揮する。
曹操殿は亡くなられたが、曹丕殿の下、臣下一丸となり曹魏の天下を目指すぞ。
蜀軍は街亭の街道脇にある山の頂に布陣している。
馬鹿め……あの高みに地の利などない。
周囲を押さえ、孤立させればすぐに崩れよう。
諸将は山の周囲を制圧せよ。
山頂にいる無能な敵将の攻撃は軽くあしらえ。
浅薄このうえない敵に、我らの知勇を見せつけてやるのだ! |
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<曹丕> 馬謖を破り、街亭を占拠した。 思い上がった愚か者が勝てる戦など、この乱世にあるはずもない。 この勝利はただの必然だ。
この戦の収穫は、蜀の人材不足を確信できたことか。 後は我が軍の精兵でじっくりと追いつめ、息の根を止めればいいだろう。 |