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潼関では、関中の将たちと共に勝利を収めた。
だが、それがしは戦場で出会った曹操殿の器の大なるを知り、その下に参じることとした。
これにより、それがしは馬超殿たちと袂を分かつこととなる。
しかし士は己のあるべきと信ずる処に身を置くもの…。
やむをえまい。
それがしは曹魏の将として新たな道を踏み出した。
与えられた戦場は合肥。
敵する孫呉を双戟にて打ち砕き、己の新たな道を開かん。 |
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<曹操>
龐徳よ、よくぞ我が下に参った。
潼関で対峙した時にお前が見せた武、この合肥でも示し、我が股肱たりえることを証明せよ。
孫呉め、合肥の守りが手薄と知って、大軍で押しきるつもりか……。
わしも軍を率いて、急行する。
それまで、必死で持ちこたえよ。
合肥に打ち捨てられた拠点を活用し、敵陣に楔を打つようにして軍を進めるのがよかろう。
行け、龐徳よ。お前の武と忠を示すのだ。 |
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<曹操>
少ない兵で大敵に勝つ、これぞ兵法の妙味よ。
孫呉は勝てる戦を落として消沈しているはず。
当分の間は動けぬであろうな。
さて、気になるのは劉備だが……。
まあ、今は捨て置くほかあるまい。
まずはこの戦での損害を早急に回復せねばな。 |