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今、天下は三国が睨み合い、互いの隙をうかがってる状態だ。
俺ぁこういうピリピリしたのは嫌いなんだよ。
スカッと暴れてえぜ。
そんな時、劉備がうちの殿に、合肥の魏を攻めろって言ってきやがった。
へえ、ぼけーっとしてるように見えて、結構したたかだな。
呂蒙のおっさん、この戦、俺に任せてくれ!
魏も劉備の思惑も、全部吹っ飛ばしてやる!
ああ、もう我慢できねえ。
早く暴れてえぜ! |
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<呂蒙>
我々はこれより、魏軍が駐留している合肥の地へと進軍する。
甘寧、お前はその機動力を生かし、戦場の中央を攻め上がれ。
討つべきは曹操。そして警戒すべきは合肥を守る猛将・張遼。
だが、今、敵の布陣に奴の姿は見えん。
これはどうしたことか……。
まあいい。張遼がおらんのであれば、この戦、お前の独壇場と言えよう。
疾風迅雷で戦場を駆け抜け、魏の荒肝を抜いてやるのだ! |
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<孫権>
よし、この地での主導権は我々が握った!
曹操を討つには至らなかったが、この結果は魏の将兵の心に強く焼き付いただろう。
この勢いに乗って曹魏に乗り込むか、協調路線を捨てて劉備を攻めるか、それとも……。
次の一手、天下の行方を決めるものになるな。 |