| 龐徳 |
馬超殿、この戦、我らが涼州の地を奪還することが理 |
| しかるに、貴公の猛りは貴公個人の憤りをまとっているようだが? |
| 馬超 |
……俺のこのたぎり……戦の意義を見失ってはいない! |
| 涼州と! 我が一族の雪辱のため! 俺はこの槍で曹操を貫く! |
| 龐徳 |
……ふむ。やむを得ん。せめてそれがしの武は戦の理に捧げよう |
| 馬超 |
冀城は制した! この勢いで涼州から曹魏を駆逐せん! |
| 龐徳 |
馬超殿、それがしこれにて暇をいただきたく思う |
| 馬超 |
何!? 龐徳殿、我ら涼州の士の戦いはこれからだぞ! |
| 龐徳 |
この乱世、郷土よりも大なるもののために戦わねば終わらぬと見た |
| その大なる義を求め、その下にて武を振るわせていただく |
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