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公孫瓉殿のもとを離れた私は、虎牢関の戦で出会った劉備殿に惹かれ、その配下となった。
この御仁の大望のため、我が槍を振るおう。
今、劉備殿はその英雄たる器を恐れた曹操の大軍に追われている。
彼を慕う多くの民と共に、何としても江陵まで逃げねばならない。
状況は予断を許さない。
しかし、このような時こそ、磨いてきた我が槍をもって、劉備殿の活路を開かねば。
いざ、趙子龍、参る! |
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<劉備>
趙雲、お前のような素晴らしい漢が私の下に来てくれたこと、心から嬉しく思うぞ。
漢室復興の悲願のため、その力を貸してほしい。
知っての通り、今の私たちの状況は深刻だ。
しかし私は何としても曹操の手を逃れ、民と共に江陵の地へと渡らねばならない。
趙雲、今、お前は敵陣の只中にいるようだが、このような所でお前を失いたくはない!
何があっても私と合流し、共に逃げるのだ! |
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<劉備>
曹操軍から逃げきることができた。
これも皆が命懸けで働いてくれたおかげだ。
私は本当に配下に恵まれているな。
だが、今後はこのような消耗戦は慎まねばならん。
曹操も次は許してくれないだろう。
確固たる地盤があれば、まだ戦えるのだが…。 |