【勝利のために】
曹丕: |
父よ、物見遊山気分か。大将が本陣を空けるなど |
曹操: |
袁紹の顔を見ておこうと思ってな |
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なに、関羽もいる。心配はない |
夏侯惇: |
フン… |
曹操: |
では、本陣は任せた。はぁっ! |
【恩義、顔良を斬る】
顔良: |
馬鹿な……。この俺が貴様ごときに…… |
関羽: |
馳せた勇名に驕ったか |
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敵将顔良、関雲長が討ち取った! |
【文醜逆上】
文醜: |
顔良の痛みを知れぃ! 覚悟! |
関羽: |
私憤で荒ぶるは暴。我が武に及ぶべくもござらん… |
【美髯に道を示す】
左慈: |
義と武の者よ。そなたは曹孟徳と共に歩むべき漢ではない |
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劉玄徳はこの地にいる。彼を支えよ |
関羽: |
兄者が…そうか、ご無事であったか |
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何者かは知らぬが、感謝いたす! はあっ! |
【還るべき漢】
関羽: |
む! あれは! |
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我が義の刃、主を失わずに済んだか… |
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よくぞ生きていて下さった……兄者! |
【美髯の義を前に】
夏侯惇: |
関羽! 貴様、なぜ進まん? 孟徳に背く気か! |
関羽: |
いかに曹操殿から恩義を受けようと… |
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関雲長が義の刃、兄者に向けることはできん! |
夏侯惇: |
おのれ…ならばこの俺が行くまでよ! |
【恩義、顔良を斬る】
曹丕: |
ほう…戦場の徒花とは興味深い。私と参れ |
甄姫: |
何者! 無礼な物言いは許しませんわ |
曹丕: |
選ぶがいい。このまま袁家とともに散りゆくか |
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それとも……私の下で咲き誇るかを |
【義と武の鑑】
徐晃: |
お見事! さすが、殿が切望した武の御仁でござるな |
関羽: |
拙者が曹操殿の恩義に報いる道はこれしかござらんのでな |
徐晃: |
ふむ……義を貫き武を全うするは、真の武人の道 |
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拙者もかくありたいものでござる |
【美将との出会い】
夏侯淵: |
お前ぇ…大した腕じゃねえか。なりは妙だけど |
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こっち来るか? うちの殿は強くて妙な奴が好きなんだわ |
張郃: |
私に…ここで散らず、再び咲き誇れと? |
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いいでしょう! ああ…美しき者は常に求められる運命… |
夏侯淵: |
…殿、すいません。ちっと妙すぎかもしんねえ… |
【烏巣陥落】
袁紹: |
騒がしいな…。何が起こっておる? |
伝令兵: |
伝令! 烏巣に敵襲。炎上しております |
袁紹: |
なんとっ! |
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ええい曹操、小賢しい奴め… |
【投石車出現】
【袁紹死亡】
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