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俺は呂布。字は奉先。
より強くあり、強き者と戦うため、今は董卓の下に身を置いている。
奴の養子というのが、不愉快ではあるがな。
今、董卓を倒そうとカスどもが群れて都へと攻め上がってきている。
董卓は汜水関でこれを迎撃するため、俺に出撃を命じてきた。
董卓にあれこれ指図されることは腹立たしいが、こうしていればいずれ、
俺を楽しませるほどの奴とも戦えるだろう。
さて、行くか。 |
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<董卓>
おのれ! 虫けらどもめ、わしが酒池肉林を実現するのを妬みおったか。
ゴミ同士で束になって、このわしに盾付いてくるとは!
奴らは既に汜水関まで軍を進め、戦の準備をしているというではないか。
ええい! わしに逆らう奴は、将も兵も皆殺しじゃ!
呂布よ、わしの養子になったからには、その無双の武、このわしのために振るうのじゃ!
行け! さっさと奴らを叩き潰してこんか! |
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<華雄>
連合軍め、思い知ったか!
汜水関はこの華雄がいる限り通さん。
虫けらの分際で董卓様に近づこうとは、笑止千万!
だが、たかが虫とはいえ何度も寄られれば厄介だ。
そう間を置かず、奴らは再び攻め来るだろう。
いかにして防ぐべきか……。 |